当院の治療

当院の治療

Treatment

点眼薬

人工涙液

人工涙液

涙と同じ成分を含んだ点眼薬で、目の乾燥を一時的に潤す効果があります。市販されており、防腐剤が含まれていないものもあり、軽度のドライアイや一時的な目の乾燥に効果的です。

ただし、有効成分が含まれていないため、頻繁に使用すると逆に涙液中の有効成分まで流してしまう可能性があるため注意が必要です。

ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレイン)

ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレイン)

ドライアイ治療で最も広く使用されている点眼薬です。

目の表面を保護し、傷ついた組織を修復する効果があります。

副作用がほとんどなく、妊婦やお子様にも安全に処方できるため、当院でも初めに処方することが多い薬です。

目の表面には20分程度しか滞留しませんが、乾燥を防ぐための効果があります。

ジクアホソルナトリウム(ジクアス)

ジクアホソルナトリウム(ジクアス)

涙液の水分量を増やし、ムチンという物質の分泌を促進して目の乾燥を防ぎます。

ムチンは水分と油分を混ぜ合わせて油膜を安定させ、涙の蒸発を防ぐ役割を果たします。

効果が2〜3時間持続するため、中等度以上のドライアイに効果的です。

副作用は少ないですが、点眼時に少ししみることがあり、初期段階で目やにが増えることがありますが、1週間ほどで症状が収まります。

レバミピド(ムコスタ)

レバミピド(ムコスタ)

ムチンの分泌を促進し、炎症を抑える効果があります。

元々は胃潰瘍治療薬として使われていましたが、点眼薬としても効果を発揮します。

炎症を伴うドライアイに特に有効で、防腐剤が入っていないため、コンタクトレンズをつけたままでも使用できます。

副作用として苦味を感じることがありますが、コーヒーなどを飲むと軽減できます。

Treatment

涙点プラグ

涙点プラグ

涙点プラグは、涙の排水口である涙点にプラグを挿入し、涙が目から流れ出ないようにする治療法です。

涙点は上下にありますが、まずはどちらか一方にプラグを入れて様子を見ます。

プラグを挿入することで、目の潤いが保たれ、ドライアイが大幅に改善することがあります。

ただし、プラグがこすれたり外れたりする場合があるため、注意が必要です。

上下の涙点両方にプラグを挿入すると、涙があふれて流涙が起きることがあるため、状況に応じて調整します。

まれにアレルギー反応が起こる場合もありますが、その際はプラグを取り除くことが可能です。

プラグによる効果が十分でない場合には、涙点を手術で閉鎖する方法もあります。

Treatment

IPL治療

IPL治療

IPL治療は、特殊な光を目元に照射することで、涙の分泌を促進し、目の乾燥を軽減する治療法です。

主にマイボーム腺機能不全が原因のドライアイに効果的で、マイボーム腺を正常に機能させ、涙の質を改善します。

この治療法は、涙の蒸発を防ぐため、特に油分が不足しているタイプのドライアイ患者様におすすめです。

Treatment

病気・薬物が原因である場合

病気・薬物が原因である場合

ドライアイの原因がシェーグレン症候群などの自己免疫疾患によるものである場合、当院では提携する専門医療機関をご紹介し、適切な治療を受けていただけるようサポートします。

また、風邪薬や睡眠薬、精神安定剤などの薬がドライアイの原因となっている場合は、主治医と連携し、薬の減量や変更を検討することも可能です。